Patient Information外来を受診される方へ
Schedule
外来診療担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
午前診 9:00~12:00 |
佐野(整形) 担当医(整形) |
山下(整形) | 古川(整形) (上肢疾患) |
荒木(整形) 渡邉(整形) 岡田(整形) |
山下(整形) |
午後診 14:00~17:00 |
本庄(内科) | ||||
夜間診 16:00~19:00 |
原(内科) | ||||
夜間診 17:00~19:00 |
荒木(整形) 下薗(整形) |
渡邉(整形) 川﨑(整形) |
山下(整形) 黒川(整形) |
リハビリテーション診療
- 月曜日~金曜日
- 午前9時~12時/午後1時~5時
- 月曜日・火曜日・木曜日
- 午後5時~7時
受付は終了30分前までとさせていただきます。
休診・代診のお知らせ
夜間診 | 休診 | 黒川 | |
夜間診 | 休診 | 山下 |
Appointment
予約の方法
初診予約
地域の医療機関(かかりつけ医)に紹介状を書いていただき、その医療機関を通じて当院地域医療連携室へFAXで診察予約を依頼して下さい。その際に、当院の診療申込書・問診票もあわせて送付いただけますと、診察がスムースになります。
※紹介状がない場合は、医事課予約担当までお問い合せ下さい。
078-927-2727(代表)
受付時間 9時~15時(平日のみ)
下記のWeb予約から外来予約を取得して下さい。
なお、初診の場合は、下記の診療申込書、アレルギーに関する問診票、整形外科又はスポーツ内科の問診票にご記入の上、受診当日にご持参ください。
予約のない方の受診について
スポーツ医学診療センターでは予約制をとっていますが、受診予約がない方についても診察させていただいております。(受付時間:午前8時45分~11時30分まで ただし、月曜、火曜と木曜に限り午後5時~6時30分も受け付けさせていただきます。)
既に予約がある方が優先されますので、お待ちいただくことがあります。
当院は紹介受診重点医療機関に指定されており、令和6年3月1日から紹介状をお持ちでない場合の選定療養費を以下のとおり変更いたします。
ご理解とご協力をお願いします。
※初診時の選定療養費
令和6年2月29日まで | 令和6年3月1日から | |
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医科 | 2,600円(税込) | 7,000円(税込) |
※再診時の選定療養費
令和6年2月29日まで | 令和6年3月1日から | |
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医科 | なし | 3,000円(税込) |
Online Booking Service
Web予約について
当センターでは待ち時間軽減のため、携帯電話・スマートフォン・パソコン等からインターネットで「受付」が可能です。
ご利用にあたって
- ご予約される場合は、診察を受けられるご本人のお名前でご予約してください。
「受付完了メール」が届いて、予約受付完了です。
初診の方で紹介状をお持ちでない場合、初診料に別途加算(2,600円)がかかります。※令和6年3月1日より初診7,000円、再診については、当院から他の医療機関へ紹介させていただきましたが、患者さんが当院を希望し受診される場合は3,000円になります。 - 兄弟などお2人以上で受診する場合は、それぞれ予約が必要です。
- ご予約は、患者さん1名に対し、1枠のみです。予約変更される場合は、予約日をキャンセルしていただき、新たに予約をお取りください。(2枠以上の予約を確認した場合は、直近の予約のみとさせていただきます。)
- 初診の場合は、上記初診予約の診療申込書、アレルギーに関する問診票、整形外科又はスポーツ内科の問診票にご記入の上、受診当日にご持参ください。(検査等に時間を要しますので、予約時間の30分前にはご来院ください。)
- 「Web予約」をされた方は来院時に窓口へお申し出ください。
- 診療は、検査など状況により、お時間がかかる場合がありますので、ご了承ください。
お呼び出しされた際に不在の場合は、しばらくお待ちいただくことになります。 - 月曜日のスポーツ内科の初診は16:00~18:00まで、再診は18:00以降となります。
- 午前の受付は11:30まで、夜間診のある月曜、火曜と木曜の午後の受付は18:30までにご来院ください。
- 緊急性を要する場合はご連絡ください。
- キャンセルされる場合、ご不明な点がある場合は、お手数ですが直接受付に電話でお知らせください。
078-927-2727(代表)
受付に電話が繋がる時間は8:45〜18:30(平日のみ)です。 - 水曜日の診察は、上肢疾患の診察となります。
- お薬手帳またはお薬の説明書をお持ちの方はご持参ください。
Emergency Callスポーツ救急ダイヤル
休日・夜間などにスポーツによるケガを受傷した場合、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うことがあると思います。
スポーツ救急ダイヤルでは整形外科医師が電話で症状などをお伺いし、「緊急性のある症状か」や「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断します。
相談内容から緊急性が高いと判断された場合は、救急搬送を促し、緊急性が高くないと判断された場合は、受診可能な医療機関や受診のタイミングなどについてアドバイスを行います。
050-3612-8484 対応時間 平日: 17:00~22:00、土・日・祝日: 9:00~21:00
※平日の当センター診療時間内の救急のお問い合わせは下記電話番号へおかけください。
078-920-9814(受付時間 9:00~17:00)
ご利用にあたって
- 初診料、紹介料などは発生いたしません。
- 当院での診療が困難な場合は、対応いただける診療機関をご案内させていただきます。
- 整形外科医師が対応するため、スポーツによるケガなど以外の症状は対応困難なことがあります。
Knee Joint Disorder
膝関節疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。(※詳細情報には実例画像も含まれますので苦手な方はご注意ください。)
半月板は膝にかかる衝撃を吸収し、膝の安定性に関与しています。 半月板が損傷されると運動時の痛みや引っ掛かり感、場合によりロッキング症状が出現します。
治療
当センターでは可能な限り半月板温存を目指して縫合術を施行します。変性した半月板や治癒が見込めない症例は部分切除術を施行します。また、下肢アライメント異常を伴う場合は併せて高位脛骨骨切り術を施行します。また、半月板損傷が軽度の場合はリハビリテーションでスポーツ復帰を目指す場合もあります。
入院期間
- 半月板縫合術の場合: 約1~3週間 程度
- 半月板部分切除術の場合: 約3日~1週間 程度
スポーツ復帰
- 半月板縫合術の場合: 約6ヶ月
- 半月板部分切除術の場合: 約1~2ヶ月
前十字靭帯は切り返し動作や着地動作など、またタックルなどの直達外力により膝関節を捻り受傷します。一度損傷すると手術をしないで治る可能性は低く、損傷したままスポーツを続けるのは困難です。
治療
当センターでは可能な限り半月板温存を目指して縫合術を施行します。変性した半月板や治癒が見込めない症例は部分切除術を施行します。また、下肢アライメント異常を伴う場合は併せて高位脛骨骨切り術を施行します。また、半月板損傷が軽度の場合はリハビリテーションでスポーツ復帰を目指す場合もあります。
入院期間
- 約1~3週間
スポーツ復帰
- 約6~8ヶ月
術前 MRI
関節鏡視像
術後レントゲン像(解剖学的二重束再建術)
三次元電磁気計測システム(JIMI神戸)
筋力計測システム(イージーテックプラス、インターリハ)
膝蓋骨が外側に脱臼し、膝崩れや歩行障害を来します。一度脱臼すると繰り返し脱臼、またはずっと脱臼した状態となりやすいため、手術加療を行います。
治療
当センターでは自家ハムストリング腱を用いた内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を第一選択としています。膝蓋骨脱臼の場合、骨や関節の変形を伴っていることも多く、症例に応じては脛骨粗面移行術や滑車形成術などを併用し、脱臼素因を十分に検討した上で手術加療を行っております。
入院期間
- 約1~2週間
スポーツ復帰
- 約6ヶ月
MPFL再建術 術後レントゲン
MPFL再建術 術後レントゲン像
MPFL再建術+脛骨粗面移行術 術後CT像
MPFL再建術+脛骨粗面移行術 術後レントゲン像
後十字靭帯(PCL)損傷、内側側副靱帯(MCL)損傷、外側支持機構(PLS/PLC)損傷などがあります。単独損傷の場合はリハビリテーションでのスポーツ復帰を目指しますが、複合靱帯損傷症例や半月板損傷合併症例では再建術を行います。また靱帯再建術後に不安定性が再発している症例に対しても十分な評価の上で、適切な手術加療を行います。
治療
病態を十分に精査した上で、必要な靱帯再建術や半月修復術等を施行します。症例によっては二期的手術を行い、スポーツ復帰を目指します。
入院期間
- 約2~4週間(病態に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約9~12ヶ月
関節軟骨損傷は、外傷やスポーツなどで関節に過度な負荷生じることで発生します。また成長期には離断性骨軟骨炎という軟骨が剥がれてしまう病態もあります。症状は部位・サイズ・剥離の程度・遊離軟骨片の有無などにより異なります。また、遊離した軟骨片が関節内に挟まるとロッキング症状が出現し、急に関節の曲げ伸ばしができなくなることがあります。
治療
病態に応じてマイクロフラクチャー/アブレージョンコンドロプラスティ(骨髄刺激)、モザイクプラスティ(自家骨軟骨柱移植)、自家培養軟骨移植術を行います。また、患者様ご自身の血液を抽出し、多血小板血漿(PRP)療法や自己タンパク質溶液(APS)などの細胞治療も行っています。
入院期間
- 約2~6週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約6~12か月(手術に応じて異なります)
自家培養軟骨移植術 関節鏡視像
変形性膝関節症とは、加齢や重作業、スポーツなどの影響から膝の関節軟骨がすり減り、強い痛みを生じるようになる病態です。
治療
当センターでは変形性膝関節症患者様の中でも特に活動性の高い方や比較的若年の方に対して、骨切り術を施行します。骨切り術には高位脛骨骨切り術、大腿骨遠位骨切り術、またこれらを組み合わせたDouble level osteotomyなどがあり、症例に応じて手術方法を選択しています。手術後は患者様御自身の関節が温存されるため、スポーツや農作業等の重労働も可能です。
入院期間
- 約4~6週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約6か月(手術に応じて異なります)
発育期の子供が運動やスポーツをすると脛骨粗面が牽引され、痛みが出ます。
治療
アイシング等による消炎鎮痛処置やリハビリテーションによるストレッチで軽快します。装具やインソールを使用することもあります。成長期を過ぎても疼痛が持続したり骨片が遊離している場合は骨片摘出術を施行します。
入院期間
- 手術加療の場合:約1週間
スポーツ復帰
- 手術加療の場合:約1か月
Hip Joint Disorder
股関節疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。(※詳細情報には実例画像も含まれますので苦手な方はご注意ください。)
FAIとは股関節を深く曲げた際に、骨盤と大腿骨が衝突して股関節を傷つけてしまう病態です。関節唇や関節軟骨の損傷や変性が生じます。股関節動作時、長時間歩行や階段昇降時に鼠径部痛や股関節の引っかかり感が出現します。
治療
リハビリテーションが第1選択となります。臀筋の強化や骨盤可動性の改善を行い、股関節への負担を軽減します。リハビリテーションに抵抗する場合は手術加療により骨棘の切除や関節唇の修復を行います。
入院期間
- 手術加療の場合: 約2~3週間
スポーツ復帰
- 手術加療の場合: 約6ヶ月
Foot Joint Disorder
足関節疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。(※詳細情報には実例画像も含まれますので苦手な方はご注意ください。)
サッカーやラグビーなど、素早い動作を繰り返すスポーツに多く発生します。一度の強い衝撃が加わって骨折することもありますが、骨に疲労が蓄積した結果、骨折することも多くあります。
治療
疲労骨折の場合、保存療法が原則と考えられていますが、スポーツ復帰までの期間が長いこと、再発のリスクなどがあることから、手術療法を選択する場合もあります。当センターでは骨折部にスクリューを挿入し、固定を行うことで早期のスポーツ復帰を目指します。
入院期間
- 3~5日間
スポーツ復帰
- 約2~3ヶ月
ジョーンズ骨折術前レントゲン像
ジョーンズ骨折術後レントゲン像
足関節捻挫などのケガに合併することが多く、関節軟骨が損傷されます。ケガに起因する損傷で、あまりズレていない場合には4~6週間松葉杖歩行などを行っていただくことがあります。保存加療を行っても改善しない場合や、ズレが大きなものは手術加療が選択されることがあります。
治療
当センターでは、病態、病変部の大きさなどに応じて、マイクロフラクチャー、骨軟骨片固定、モザイクプラスティー(自家骨軟骨柱移植)を行います。
入院期間
- 約1~3週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約3~6か月(手術に応じて異なります)
サッカーのシュートの時、バレエでポアント姿勢の時など足関節を強く底屈した際に疼痛を生じます。
治療
スポーツの休止、テーピングやサポーターの使用など保存加療を行うことがあります。保存加療で疼痛が改善しない場合や、スポーツへの早期復帰を望まれる場合は手術療法を選択します。当センターでは、関節鏡を用いて、低侵襲で三角骨を切除します。
入院期間
- 約3~5日間
スポーツ復帰
- 約2~3か月
三角骨障害 術前レントゲン像
三角骨障害 術後レントゲン像
主に捻挫などで足関節外側の靭帯を多く損傷します。
治療
捻挫の重症度により、サポーターやギプス固定などで治療いたします。保存治療を行った後も、不安定性や疼痛が残存する場合には手術加療を行います。手術加療を行う際は、関節鏡を用いて行います。術後3週間のギプス固定を行い、その後装具を装着しリハビリを行っていただきます。
入院期間
- 約3~5日間
スポーツ復帰
- 約3~4か月
前距腓靭帯損傷 術中関節鏡視像
前距腓靭帯損傷 術中関節鏡視像(アンカー挿入時)
アキレス腱断裂は、踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作や、着地動作などでふくらはぎの筋肉が急に伸ばされたときに発生します。
治療
保存加療と手術加療があり、患者様のスポーツや活動性に合わせて治療法を選択します。
入院期間
- 約3~5日間
スポーツ復帰
- 約4~6か月
Shoulder Joint Disorder
肩関節疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。(※詳細情報には実例画像も含まれますので苦手な方はご注意ください。)
肩関節脱臼は、スポーツや転倒などを契機に発症します。上腕骨の位置が正常な肩関節部分から完全にずれてしまっている状態です。 肩関節脱臼が生じると肩に痛みを生じるほか、完全に脱臼すると肩を動かせなくなります。肩関節脱臼を一度生じるとその後も繰り返すことが多く、くしゃみや寝返りなどの日常生活動作や軽い投球動作やコンタクトで脱臼してしまいます。
治療
脱臼時はすぐに徒手整復を行います。反復性脱臼症例では前方関節唇が損傷されるため、関節鏡視下に修復術を施行し脱臼を予防します。関節窩に骨欠損を認める場合は骨移植術を併用する場合もあります。
入院期間
- 約1週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約6ヶ月(手術に応じて異なります)
肩周囲の筋肉にはいわゆるアウターマッスル(三角筋)とインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)があり、内部でインナーマッスルの腱が板状に集まって上腕骨に付着しています。
肩腱板断裂は外傷やスポーツによりこの腱板の一部、もしくは全てが断裂することで、肩関節動作時痛が出現したり、挙上できなくなったりします。
治療
保存的加療を第一選択としますが、保存的加療で軽快しない場合や外傷による場合は関節鏡視下に修復術を施行します。断裂様式により手術方法は異なりますが、上腕骨にアンカーを留置し、断裂した腱板をつなぎ合わせる手術を行います。
入院期間
- 約2~3週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約6ヶ月(手術に応じて異なります)
肩鎖関節脱臼とは、肩甲骨肩峰との間にある肩鎖関節において鎖骨が正常な位置から完全にずれてしまった状態のことです。主にラグビーやアメリカンフットボールなどの今卓スポーツや交通外傷などで、強い外力が肩の外側にかかり生じます。
肩鎖関節脱臼を生じると、肩関節前方に激しい痛みや腫れが生じます。また、烏口鎖骨靱帯が断裂して鎖骨が上方に脱臼することが多く、上方に持ち上がった鎖骨を上から押すと不安定性を呈することがあります。
治療
鎖骨が転位しておらず損傷が軽度の場合は保存的加療を行います。一方で鎖骨が転位している症例では手術加療により断裂した靱帯を修復し、プレート固定を行います。
入院期間
- 約3~5日間
スポーツ復帰
- 約3ヶ月
肩関節を挙上すると上腕骨と肩峰の間に腱板や肩峰下滑液包などが挟み込まれ、炎症が生じることがあります。スポーツなどでこれが繰り返されると、腱板が部分的に断裂し、肩峰下に骨棘が形成されて炎症が慢性化します。
肩関節前方を中心に動作時痛が出現します。また疼痛のため可動域制限が生じることもあります。
治療
注射やリハビリテーションによる保存的加療が第一選択となりますが、腱板の部分断裂を生じている症例や骨棘が著明に形成されている症例では手術加療を行います。
入院期間
- 約1~2週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約3~6ヶ月(手術に応じて異なります)
Elbow Joint Disorder
肘関節疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。
繰り返しの投球動作で肘へ過剰に負荷がかかり生じます。肘の外側では上腕骨外顆と橈骨が衝突し、軟骨が損傷します。また、肘の内側では内側側副靱帯が緩んだり、軟骨が損傷したりします。また同様に肘の後方でも軟骨が損傷することがあります。投球時や投球後に肘関節痛や可動域制限が出現します。
治療
まずはリハビリテーションにより患部の消炎鎮痛処置や投球フォームチェック等を行います。骨棘が形成されたり、軟骨が損傷している場合は手術加療により軟骨修復術等を施行します。また靱帯が弛緩している場合は靱帯再建術を行うこともあります。
入院期間
- 約1~2週間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約3~6ヶ月(手術に応じて異なります)
肘の外側に痛みが出現する疾患で、特にテニス選手に多く発生することから「テニス肘」と呼ばれています。物を持ち上げたり手を捻ったりする動作を繰り返すことで筋肉の付着部である上腕骨外側上顆に炎症が生じることで発症します。物をつかんだり、雑巾を絞ったりすると、肘の外側に疼痛が出現します。
治療
安静、注射、物理療法、リハビリテーションなどの保存的加療が第一選択となります。保存的加療に抵抗する難治症例では手術加療を行う場合もあります。
入院期間
- 約3~5日間(手術加療の場合)
スポーツ復帰
- 約3~6ヶ月(手術に応じて異なります)
肘の内側に痛みが出現する疾患で、特にゴルフ選手に多く発生することから「ゴルフ肘」と呼ばれています。テニス肘同様、物を持ち上げたり手を捻る動作を繰り返すことで筋肉の付着部である上腕骨内側上顆に炎症が生じることで発症します。
治療
安静、注射、物理療法、リハビリテーションなどの保存的加療が第一選択となります。保存的加療に抵抗する難治症例では手術加療を行う場合もあります。
入院期間
- 約3~5日間(手術加療の場合)
スポーツ復帰
- 約3~6ヶ月(手術に応じて異なります)
Hand Joint Disorder
手関節疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。
TFCC損傷は、「三角線維軟骨複合体損傷(Triangular Fibrocartilage Complex損傷)」の略です。転倒して手をつくなどの外傷や、テニスやバトミントンなど繰り返し手首を捻る動作によりTFCCが損傷されて生じます。発症すると、小指側の手首に疼痛が出現します。また手首を捻ることでも疼痛が出現します。
治療
物理療法、リハビリテーションなどの保存的加療が第一選択となります。保存的加療に抵抗する難治症例では関節鏡視下に断裂部を修復したり、尺骨短縮術を施行したりします。
入院期間
- 約3~5日間(手術に応じて異なります)
スポーツ復帰
- 約3~6ヶ月(手術に応じて異なります)
Spine Disorder
脊椎疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。(※詳細情報には実例画像も含まれますので苦手な方はご注意ください。)
スポーツ等で繰り返しの負荷が腰椎にかかることで、椎弓に疲労骨折が生じ、腰痛が出現します。成長期(中学生~高校生)に生じやすく、スポーツが原因と考えられる成長期腰痛症の4人に1人は腰椎疲労骨折が占めると言われています。また、腰椎疲労骨折が生じたままスポーツを続けると分離症で進行します。すなわち、腰椎疲労骨折とはまだ分離する手前の段階で、レントゲン上ではなかなか診断がつきませんが、MRI検査やCT検査で診断することが可能です。分離症が進行すると分離すべり症等神経症状が出現し、スポーツを断念せざるを得ない可能性もあります。
治療
特殊なコルセットを使用し、保存的加療を行います。腰椎疲労骨折・分離症となる方は柔軟性に乏しい人が多く、スポーツ復帰前にリハビリテーションで十分なストレッチ指導を行います。また、腰椎疲労骨折・分離症の程度により治療期間は異なりますが、MRI検査やCT検査を繰り返し施行することで、十分に骨癒合を得てから安全に復帰できるように治療を進めます。
治療期間・スポーツ復帰
- 約3~6ヶ月(骨癒合の状態に応じて異なります)
Other Conditions
その他の疾患
疾患に関する説明文です。
詳しくは、下記の各症状名をクリックしてご確認ください。
スポーツ中などに、筋線維が断裂することで生じます。主に下肢に発生することが多く、筋肉が収縮している時に強制的に引き延ばされることにより生じます。代表的な症例では、サッカーのシュート動作やバレーボールのスパイク動作での大腿四頭筋、短距離走でのハムストリングス、テニスやバスケットボールなどの切り返し動作での腓腹筋内側頭損傷などが挙げられますが、全身の筋肉に発生する可能性があります。当センターではMRIやエコーを用いて総合的に評価を行います。
治療
保存的加療が第一選択となります。急性期では可能な限り損傷部の出血を予防し、物理療法等で筋線維修復の促進を図りながら、リハビリテーションに柔軟性を獲得し、スポーツ復帰まで治療を行います。また、筋付着部からの完全断裂の場合、手術加療を行うこともあります。
スポーツにより、骨に繰り返しの負荷がかかることが原因となります。疲労骨折は特に長時間の疾走を行う陸上やサッカー、繰返しのジャンプ動作を行う体操やバレーボール、バスケットボールなど様々な競技で生じます。初期には安静時痛はそれほど強くありませんが、運動時に局所に疼痛が出現します。運動を継続すると徐々に疼痛が増悪し、スポーツに支障を来します。
治療
安静加療と共に、リハビリテーションで原因となる筋力や柔軟性の改善を図ります。また当センターでは体外衝撃波治療を併用して骨形成の促進を図っています。また、女性選手では、無月経・低栄養・疲労骨折(Female Athlete Triad (FAT))が密接に関与しているとされており、スポーツ内科とも協力して包括的な治療を行っています。
スポーツや転倒などの外傷により、関節に過剰な外力がかかり、関節が正常で動く範囲を超えて転位してしまうことで生じます。関節で骨同士を繋ぎとめている靱帯が損傷されるため、適切な治療を行わないとその後も関節不安定性が残存して更なる大きなけがを生じることがあります。当センターではレントゲン・CT・MRI・エコーなどの画像診断を併用してより詳細な診断を行います。
治療
保存的治療が第一選択となりますが、前十字靭帯など捻挫により損傷される靱帯によっては手術加療が第一選択となる場合もあります。保存的治療の場合は患者様に合わせた装具を作製し、積極的なリハビリテーションでの回復を目指します。